脳内金魚

SKINAMARINK/スキナマリンクの脳内金魚のレビュー・感想・評価

SKINAMARINK/スキナマリンク(2022年製作の映画)
2.0
公開直前まで『スキマナリンク』と思っていましたごめんなさい…。


パトラッシュ…ぼく眠くなっちゃったよ…。


まあねえ!「北米を慄然させた」って謳い文句からして、絶対怖くないと思ってたのだけれど、見事に怖くないね。文化価値観の違いなのか、なにが西洋的には怖いのかさっぱり分からん。冒頭のクローゼットかなにかのドアが勝手に開くシーンを見たときは結構期待できたんだけどなぁ!多分、わたしがもう少し若ければ、帰宅後、家のふとした陰にドキッとしたかもしれないが、もうそういう歳でもないのでね…と。この手の「見るものの想像力(この場合妄想力といってもよい)」に作品の根幹を委ねる作品は、柔軟性のあるときにしか楽しめないね。

恐らくわざとなのだろうが、音割れせんばかりの不快感一歩手前の音量と粗い画像、そして定まらない上下などに見ていてストレスが増し、そこに不意打ちにくるジャンプスケアは結構効く。ぶっちゃけ、三回くらいはうとうとしてた中、それで起こされた。そこらへんは確かにアメリカ人とかギャーギャー騒いでそう。(個人的偏見ですwww)
だが、あくまで「びっくり」であって、決して「怖い」ではない。かつて流行ったアハ体験のような映像に、一向に話の核心に迫るでもなく、「終わらないなぁ…」と思いながら、なんとか目を凝らして耐えた100分だった。

アート面とエンタメ面、どちらの視点で見るかで評価は変わりそうだが、わたしは映像の知識はないので、エンタメ面としては残念だったかなぁ。

個人的には、うるさければ自分で音量を下げられる(ジャンプスケアの効果が薄れる)配信だと絶対最後まで見切る自信はないので、ある種「映画館向き」な作品ではあった。それにしても、向こうのおもちゃ可愛くないなぁ!
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