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沈黙の艦隊のNAOZYのネタバレレビュー・内容・結末

沈黙の艦隊(2023年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

沈黙の艦隊を観ました。
30年前に週刊モーニングに連載され大ヒットした漫画の実写映画化である。連載時は夢中で読んでましたが、まさかの実写化で公開まで期待して待ってました。

ストーリーは潜水艦やまなみが衝突事故を起こして沈没。死んだと思われた海江田艦長は実は生きており原子力潜水艦シーバットの艦長として米海軍第7艦隊の所属になっていた。しかし海江田は米海軍に反旗を翻し、独立国「やまと」を宣言。日本政府は海江田と同期の深町に説得工作を打診。深町は潜水艦たつなみで第7艦隊の包囲網を掻い潜って海江田と相対することになる。果たして海江田の真意は?やまとに核ミサイルは搭載されているのか?

漫画とはいえポリティカルフィクションとして非常に良くできているストーリーで、核の傘による世界平和の危うさを問いかけている。
とはいえエンタメとしては潜水艦による息詰まる戦闘が見所の海洋アクションになっている。

潜水艦映画といえばトム・クランシー原作の「レッドオクトーバーを追え」が傑作だったが、今作は海上自衛隊の協力で実際の潜水艦とCGが巧みに組み合わされ描写もリアルなものとなっている。
内容としては単行本の一巻から三巻までの話をシナリオ化しているようで、話の途中で終わってしまったところは唖然としてしまったが、今後続編が作られるのだろうから期待して待とう。
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