まるやま

コット、はじまりの夏のまるやまのネタバレレビュー・内容・結末

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ良かった。最初の何でもないシーンで泣きそうになってしまった。

映像の色や質感がすごく素敵。絶妙に切ない、懐かしい、美しい感じ。それがコットが観る世界まんまな印象で、すごく良い。

アイリンとショーンとコット以外の登場人物が、3人の尊さを際立たせてる。
あの郵便受けまでダッシュ、ショーンは息子ともしてたんだろな…

最終的に、コットが与えられた部屋の壁紙観るだけで、アイリンとショーンの子供への愛が伝わってきて泣いてしまう感じになってた。

お葬式から帰ってきて、黄色で囲まれたかわいいキッチンにたたずむ、黄色いワンピースのコットはもう、家族でしかないし、あのワンピース買った時点でもう本物の家族ですよね。

本当に素晴らしい、優しい、悲しい、温かい映画。全演者素晴らしいけど、コット役のキャサリン・クリンチが素晴らしすぎる。

ラストは我慢しても涙がどっとでた。パパと2回言う、その言い方の違いだけを聴きに2回目観たいくらい。
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