このレビューはネタバレを含みます
優しくて美しくてふんわり、だけど少し寂しさも隠れてる作品。
コットが徐々に笑顔を見せてくれるようになるのが私も見ていてとても微笑ましかったです。優しくて暖かい愛をコットにあげていた叔母さん夫婦。アイリンは本当の母親のように無償の愛をあたえ、ショーンは不器用ながらも少しずつ距離をちぢめていく。
もしかしたら、亡くなった息子にコットを重ね合わせていたところもあるかもしれないけれど、コットに対する愛は本物だったなぁって思います。
不器用ながらショーンとコットはとても似たもの同士だなぁ笑 心で通じあってる感じ!気があってた。
コットはお家にいる間は自分を出せなくてずっと窮屈な思いをしていたと思うけど、夫婦のお家に預けられて自分一人に捧げられる真っ直ぐな愛を受け取って、聞きたいことは聞けるようになったし、自分から積極的に行動できるようになったんだね。素敵な関係性✨
本来与えられるべきものを与えられて、与えるべきものを与えたんだね...
ラストにお父さんを見てパパ、と言ってからショーンの肩に顔を沈めて噛み締めるように言ったパパ、2回言ったシーンで涙溢れました。コットが走る理由が変わっていったのもまた感動しました。とっても素敵な映画でした!!