Red

タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3DリマスターのRedのレビュー・感想・評価

5.0
いつか映画館で観たいという夢がついに叶いました...!!!🚢💙✨

タイタニック25周年、私も今年生誕25周年。
ということはもちろん当時映画館で観られたはずもなく...
公開当時、あの大反響の中映画館でタイタニックを見ることが出来た親世代が羨ましくて羨ましくて仕方なかったけれど、今回「いつかタイタニックを映画館の大スクリーンで」という人生の夢の1つが叶ってしまいました🎞✨
映画館で上映してくれるなんて思ってもいなかったから本当に大感動🥺

改めてこの3時間を通して人生についてすごく考えさせられた。色々な人の人生が詰まりすぎていて、キャストや音楽、台詞のどれをとっても語り尽くせないほどの魅力に溢れた映画だと思う。
紳士らしく船と人生を共にする実業家や、最期まで夫婦離れることなく船に残った老夫婦、まだ状況がわからない子供にいつもと変わらない楽しい昔話を聞かせる母親、最期の最期まで演奏をし続けた音楽家たち。
たった数秒、数分しか映し出されていない人々でさえも一人一人が印象深く、これら全ての人物が実在していたと思うとまたなんともくるものがある。

ローズが身を投げ出そうとした同じ場所で、2人が懸命に生き延びようとしたとき、真の意味でジャックはローズを救ったんだと思った。あらゆる意味で救ってくれたって年老いたローズも言っているように。

最後ジャックが自分はドアに乗れないことを察すると、何か自分に言い聞かせるような、腹を括ったような表情をするのがとても印象的。
ローズの「愛してる」という言葉にさえも、「よしてくれ、別れの言葉はまだ早い」と決してローズへの愛の言葉を口にしない。
彼が最期の瞬間まで必死に飲み込んだ「愛してる」の言葉が、これから1人で生き続けていかなければならないローズの人生を縛り続けてしまうことを知っていたから。
ジャックが一貫してローズに望んでいたことは彼女の「自由」であり、「愛してる」の代わりに「生きろ」という縛りだけを与えたからこそ、ローズはジャック亡き後の人生を、飾られた写真たちが物語っているように自由に生き延びてこられたんだと思う。ローズにとってはそれがジャックの願いであり、彼女の生きていく糧になり続けてくれたから。
最期の最期まで自分の未来の話でもなく、自分たちの未來の話でもなく、ローズの未來について語り導き、沈没したタイタニック号に乗ってしまった運命に悲観するのではなく、「船の切符は、僕の人生にとって最高の贈り物だった。君に会えたから。」とローズに出会えたことに感謝するジャックが気高くて尊くて海のように広くて美しい愛だなとつくづく思った。

25年経った今でも全く色褪せることなく、何度見ても新たな気付きと、人間ドラマ、人生ドラマにおいて学びや感動を与えてくれる最高で崇高な映画でした💙✨
大切な人たちと2度も劇場で観られたこと、永遠の思い出です❤️
夢を叶えてくれてありがとう!!!✨
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