バーで向かいの3人の関係性を勘ぐる人達。アジア人の男女とアジア人ではない男性の関係を。
12歳。英語名を考えるのって、結構当たり前なんよなアジアやと。少女の名前はナヨンで、英語名はノラ、少年の名前はヘソン。ノラの家は移住するから英語名決めてた。付き合ってるとかそんなんではないけど、好き同士。ヘソンは野ノラの移住がそら悲しいよな。帰り道にさようならしたけど、ノラはそのままカナダに行っちゃった。
12年後の24歳。ヘソンは兵役へ、ノラはニューヨークへ。ノラはヘソンのことは覚えてはいる。ヘソンもFBを使ってノラを探してた。ノラからメッセージ来て嬉しいヘソン。ビデオ通話で話してみることになったの、アツい展開。ビデオ通話がちょっと途切れたりするリアルさおもろい。お互い好きやのに、なんかそんな感じにはならんのやな。相手が何時なのかはだいぶ最初の会話なはずやけどな。それから何回もオンラインで会う。会おう会おうって言うてるけど、お互い実際に会うまでは行かん。だんだん時間も合わんくなっていった。とうとうノラからほんまに来てくれる意思があるかの確認。1年以上は無理やと言われたから、連絡を止めようと。自分の夢を掴みたいから、ちょっと止めてみようと。1年後に話す約束をした。ノラはアーティスト同士で共同生活するとこに引っ越した。そこで最初のアジア人じゃない男性のアーサーに出会った。ヘソンは中国に。そこである女性に出会う。
12年後の36歳。ノラは旦那のアーサーとニューヨークへ。入国審査で夫婦ってわからせるの、オシャレやし相当好きなシーン。ヘソンがニューヨークに来る。中国で会った子とは別れたらしい。雨のニューヨークは趣あるけど、嫌やな。ノラと待ち合わせしてやっと会えた。お互いに何を話せばいいかわからん。ノラは結婚の報告をヘソンにしてたけど、ヘソンは無視というか返事できひんかった。メリーゴーランドを背にして話し込むのいいな。昔、なぜヘソンがノアを探したのかについては、会いたくなったかららしい。休暇と言いながら、ノラに会いにきたのバレバレ。アーサーからしたら、ヘソンの話されるのは気持ち良くはないよな。作家のアーサーはこのヘソンとノアの物語がおもしろいと考えてる。アーサーは心配してるけど、ノラはここにあなたとおるのが答えやと言ってあげる。24年住んでて寝言は韓国語なんや。それってリアルに同じ経験してる人もそうなんかな。翌日もヘソンと会うノラ。自由の女神見にくるよなそら。ほんでアーサーと会うのか。アーサー、めっちゃ韓国語上手い。大阪人が通天閣行ったことないみたいに、ニューヨーカーも自由の女神行ったことないんか！？ここで最初のシーンになるんやな。側から見たら、この三人の関係性を一発で確定できひんな。ノラの、このどっちの言葉も喋れる立場の反応、めっちゃ上手いな。言葉は違えど、旦那おるのにこんな話するのはさすがにやぞ。前世では一緒やったやろうけど、現世は一緒にならんかったと。ヘソンとアーサーの距離感、絶妙やな。アーサーは相当大人よ。無言の時間、ニューヨークの街やから見てられる。会ってられるのは残り2分。見つめ合って、、、ウーバーが来た。ハグして、さようなら。それが正しい。12歳の時と同じ呼び止め方。来世で会おうって。リアルやなぁぁぁぁあ。キスもせん、手を触れもせん、もちろんセックスもせん。ノアはアーサーに抱かれながら泣く。ノアも苦しかったな。でもこんな素敵なアーサーがおるやん。
「現世では、、、。でも、前世と来世は。」
また次の作品レビューで、ほなッ！
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