ゆり

パスト ライブス/再会のゆりのネタバレレビュー・内容・結末

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

育休最後の映画館は
これにきめた

その自分の判断にさえ感謝したく
なるぐらい素敵な作品に出会えた

今年のアカデミーノミネート作品の
中で1番すきかも

韓国語や韓国の歴史を
昔大学生の頃勉強してたから
映画内での繊細な韓国語のニュアンス
などが理解できてより入り込めた

ノアが旦那さんとのちょっとした
夫婦間の喧嘩について
喧嘩ぐらいするよ!
違う根がひとつの鉢植えに入るもの
みたいでそれぞれの根が居場所を探してしまうからね〜
みたいなことを言っててすごく腑に落ちたし
なんか安心した。

今までみたことのあまりない作品で
国際結婚のリアルも垣間見えた。
相手の寝言が相手の国の言語で自分には
理解ができず、なんだか夫婦なのに
自分には踏み込めない場所があるみたいで
怖いと旦那さんが言ってて
ほうほうなるほどと思った

センス、ゆったりしたショット
今の自分にすごくフィットしてて
みていて心地よかったし感情が揺さぶられた

映画内では主人公2人の接触シーンは
出会いと別れのハグのみなのに
なんだかとても惹かれ合ってるのが
にじみでてた
あとお互いに会いたかったね、などは
言うのに状況をしっかり理解した上で
決して"好き"とは言わない
大人の恋愛がとってもじんわりきた
ゆり

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