実らない恋愛を描いた大傑作。なぜ実れなかったのか。自分も大切、好きだった相手も大切、今の隣にいる人もまた大切。
安易に気持ちに流されずに、受け止めて受け止められている関係性がとてもよかった。翻訳小説などで描いてくれたらと思ったら映画用の脚本らしいのでノベライズがめちゃくちゃに読みたい……!!(翻訳小説があるのかな? と思ったのはやけに説明口調が入ってたからなのだが、そういうやり方のよう。)
アーサーみたいな人間を描けたことも天才だなと思った。ラストシークエンスの歩みと、その受け止める仕草がいちばんよかった。