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ある人形使い一家の肖像のtenのレビュー・感想・評価

ある人形使い一家の肖像(2023年製作の映画)
3.2
素朴な家族の物語。
かと思ったけれども、恋愛事情の人間関係が狭すぎて、あまり外と接点がない閉塞的な生活な印象を受けた。
だからパパを失って崩れていくのはなんだか納得。

ピーター最悪じゃないか?悪い方の芸術家気質。
でもルイの親友のままってことは何らかよいところがあるのか、ここが既に家族に含まれているからなのか。
終わり方からしてそんな気がした。

おばあちゃんがお茶目で素敵だった。
「聞かれなかったもの」のところとか。
あのパパとおばあちゃんを立て続けに失ったらしんどいよね……。

ストーリーテラーが始終淡々としていて肖像感。
最後はちゃんと光が差してくれてよかった。
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