カナダのトロントの近くの都市Waterlooを舞台に、iPhoneに先駆けて北米で流行した携帯電話ブラックベリーの開発秘話をめぐるカナダ版ソーシャル・ネットワーク。
そういえばガラケーがガラパゴス携帯の略であることを忘れていたけど、日本でもけっこう憧れの存在だったらしいとy2k新書で話していたのを聞いた。最近リバイバルもして、けっこう人気らしい。
アトロクで北村紗枝さんが紹介してたのがきっかけで知った映画だけど、実は短期留学でWaterlooに滞在したことがあるので、冒頭のKitchenerの塔とか超馴染み深かった！（キッチナーはウォータールーの隣の市) エンジニアの多い地域らしく地域の人が「ブラックベリーはここで生まれたんだよ」と誇っていたけど日本人学生は「ブラックベリー…？」ってピンときてなかったのが当時も印象的でした
主人公、すなわちソーシャル・ネットワークでいうザッカーバーグは奇しくも名前の同じマイク。冒頭で中国製の粗悪品のノイズが気になって分解するのだけど、その描写が後に効いてくる、、、。マイクの親友のダグはまるでアンディ・サンバーグがオタクのモノマネをしたみたいな風貌で、見た目通りのアホなんだけど結末には驚いた。
そんでオタク像というのはどこもおんなじらしく、スターウォーズやインディジョーンズネタなど古典SFで盛り上がるところなんかとても既視感がある。ビッグバンセオリーで見た！
話の大筋やエンディングはかなりソーシャル・ネットワークに似ており二番煎じ感も否めないけど、カナダウォータールーのご当地ネタや時代ネタ、緊迫した空気を和ませるダグのキャラなど楽しめた。エンディングの哀愁も良い。iPhoneやその後のスマートフォンが市場を席巻した現在を知っていてみているというのがもうね、、
あと音楽もちょうど懐かしくて良かった！
