久しぶりにアトロク聞いて興味出て見に行けた作品。
ちょうど良い時期に降ってわいた半休で観に行けました。
何気ない会話の一つ一つがとても丁寧で、
かわいいなぁと思ったり。
あぁ…そうじゃないんだろなと思ったり。
いや、気持ちは分かるけどそれはダメよねと思ったり。
普段から妻とは時々娘の性自認についての話をする時がありますが、自分がもし一昔前の大人だったら今のような考えには多分なってないだろなと思います。
そんで自分の子どもに今作の主人公と同じような気持ちにもしさせてたらと思ったら、感動より先にゾっとしてしまった…
どんな性別の人がどんな性自認の人を演じるか…なんてことは今作において全くどうでもいい要素で、本当にこういう子がいるというように映画鑑賞中に思わせられた主演と監督とその他の関係者皆様の覚悟や努力や才能の結晶のような作品だと思いました。もう素直に素晴らしい。
娘がいるし、保育士だし、とにかく子どもの出てくる映画はうっかり感情移入しがちなので今作は困った。
ここ数年はドッカンバッカンした作品を見ることが多かっただけに、こういう小さい穏やかで丁寧な作品が楽しめるか心配な所だったけど杞憂でした。
上映館があまりにも少なくて困ったけど、初めて行った千葉劇場はこれまたこぢんまりとして落ち着いた良い映画館でした。
また来よ。