ゆみモン

未成年のゆみモンのレビュー・感想・評価

未成年(1955年製作の映画)
3.3
1955年(昭和30年)公開作品。
今から68年も前の作品なのに、変わらない人間の本質を見た気がした。
人が転落していったり若者が非行に走ったりするふとしたきっかけ、逆に立ち直ろうとするきっかけ。
親の過度や期待と、それに押し潰されそうになり反抗する子ども。
金や権力に惑わされる警察。
学歴による格差社会。

時代がどんなに変化しても変わらないことの多さに愕然とする。

ラスト、どうぞ啓一の命が助かりますように…と祈らずにはいられなかつた。