ぶっちぎりシスターフッド!
2020年台のタランティーノか。
イード(断食明け祝祭)や“インシャアッラー”とあいさつ交わすなど,偶像崇拝のヒンドゥと違うイスラム文化が顔を出すが,イギリス市民だし,スカーフで顔を覆ったり,女子には高等教育はいらない...の旧態依然の保守派では無い,モダン・モスリムの暮らしが背景にある。
しかーし,結婚に関してはやはり旧式。
姉リナの式当日,妹やポンコツ学友が大暴れし場内ボロボロにも関わらず,鬼母(萬田⚫︎子似)は式の進行を強引に推し進める。
なんでやねん?
それは,イスラム教の導師(住職のようなもの)が婚姻成立を宣言すると,それを覆せないから。イスラム教では女性からは離婚を言い出せない風習があるのだ。
だから,必死で婚姻させようとしてたわけ。
あるあるネタ満載ながらも,あの手この手の花嫁奪還作戦や,女子校ならではの犬猿仲の喧嘩とバディ組むところが面白かった。
ちゃんと最後はキックも決まって 超スッキリ。 音楽のセンスもバッチリだった。
オマケの余談
”ポライト“の単語を知らず,なんで邦題はそのままカタカナにしたの? 聞いたこともない,使ったこともない”Polite?“知らんがな。分かりにくいやん。
ググったところ「礼儀正しい、丁寧な」
つまり,イギリス流に皮肉って,超失礼な人を描いたと言うことだろう。
そして,その週,海外のお客様と話したとき“日本人はpoliteだね“ とめっちゃ言われ
(3回も)w
先にこの映画を見て,その意味を理解してて助かったわ。