●エターナルメモリー(2023年チリ/アメリカ。パウリナ・ウルティア)
【レビュー】
ドキュメンタリーフィルム。
昨年亡くなったチリのジャーナリスト,アウグスト・ゴンゴラとその妻の姿が描かれる。
主にはアウグストの認知症が発症した姿を。
必ずしも時系列ではないので,当事者でなければ認知症なのかどうなのかが判りづらいのが難点。
ただただ痛い。
忘れていく過程──これは本人も周りもツラいことだろう。
悲嘆に暮れるパウリナの姿がとんでもなく哀しい。
果たして自分の大切な人がそうなった時,その事態に直面することができるだろうか?
【あらすじ】
著名なジャーナリストである夫,アウグスト・ゴンゴラと,チリの国民的女優にして同国初の文化大臣となった妻,パウリナ・ウルティア。
20年以上にわたって深い愛情で結ばれてきたふたりは,自然に囲まれた古い家をリフォームし,読書や散歩を楽しみながら毎日を丁寧に暮らしていた。
そんな中,アウグストが認知症を発症し,少しずつ記憶を失っていく……。
https://www.youtube.com/watch?v=PRU4_PgHhCM