はる

ソウルメイトのはるのネタバレレビュー・内容・結末

ソウルメイト(2023年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

中学生の時、親友、心友、真友、みたいな、友達同士の関係性を表す言葉遊びが流行った。言葉だけで装飾されている薄っぺらい関係は気持ちが悪いなぁと中学生ながらに思ってた。

女同士ってどんなに仲良くてもどこかで嫉妬や妬みが少なからずあるのかなと思う。
憧れがいつのまにか嫉妬に変わって、ぶつかってダメになる関係もあれば、衝突を繰り返してもなお、つながり続けている関係もある。

映画の中で、二人がお互いを友達だと形容する台詞はほとんど登場しなかったように思う。
お互いの関係を形容する言葉がなくても、
長い間離れていても、お互いを思い、意思を継ぎながら生きる二人の関係は確かにソウルメイトだった。

リメイクらしいけど、初見だったのでストーリー構成に驚かされたし、何より主演二人の若い頃の天真爛漫な演技がとても好きだった。あの無邪気さのおかげで、大人になるにつれて変化する関係性の落差が際立ったと思う。キムダミ目当てで行ったけど、チョンソニも絵を再開してから目つきがガラリとかわってどきっとした。
見に行って良かった。大正解。
はる

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