なんというか、とにかくこんなにも惹き付けられた映画体験は久しぶりだった。
性格や纏う雰囲気も正反対なミソとハウンの友情という愛の形が描かれた、
まさに『ソウルメイト』という題がぴったりな作品。
出会い、惹かれ合って、通じ合い、すれ違い、そして秘密を共有する2人。
ミソとハウン。性格こそ違う2人だが、それぞれが悩みや秘密を抱えながらも懸命に、ある種真っ直ぐに生きる点は共通していて眩しく思えた。
公式サイトにあった宇垣美里さんのコメント
「～たとえ遠くはなれていても、あなたの目に映る私だけが本当で。
そんなふうに思える相手との間に、別れは永遠に訪れない。」
という言葉がしっくりきすぎて。これ以上の言葉が見つからない。
それから主人公たちの表情はもちろん、舞台が済州島ということで海に関するシーンが印象的で、
特に2人だけの秘密の場所の窓越しに見える海辺などカットも1つ1つが美しく、
絵になる瞬間がたくさんあって映像としても好きだった。
「なぜひとりひとり顔が違うか分かる？
それぞれ自分だけの道を歩きなさいってことなの」(意訳)
というセリフが印象的で、これから心に留めて生きたい。
個人的にお気に入りの韓国映画トップ3になった作品！
24・11
