IMAO

書かれた顔 4Kレストア版のIMAOのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

玉三郎の舞台上での素晴らしさもさることながら、インタビューを受けている素の姿もとてもチャーミングで魅力的!彼が語る様に、その人がいるだけで世界観が出来あがる様な人こそが俳優なのだ、と思う。そして彼は自分が出来ないこと、不可能なことを知ることで自分を客観視することが出来、そこから自分の芸を作っていった…ということを語っていたが、それはどの世界にも通じる真髄だと思う。全てのことを出来る必要はない。それよりも自分にはコレは出来ないが、だからこうしよう…と模索することで自らの道が拓けてくるのだと思う。
玉三郎も魅力的だが、この当時88歳だった杉村春子も本当に素晴らしくて、立って歩いているだけで魅力的だった。ああいうのをまさに「立ち居振る舞い」というのだな…
IMAO

IMAO