もうただただ気になって駆け込みで鑑賞。

ネタバレあり。

真っ暗な映画。目を瞑ればいいのか開ければいいのかわからなかった。

ダイアローグ・イン・ザ・ダークと同じように、暗闇に慣れることと、暗闇から明るみに戻ることの練習を会場内でする必要があるだろう映画。

音しかない映画なので、観客は真っ黒なスクリーンを見るか、目を瞑るか、その2択に限られる映画です。

多分これが映像付きのドキュメンタリー映画だったら、こんなに評価されることはないと思う。

冒頭から辛辣なことを言えば、多分ビデオ通話か何かしてるので、ちゃんと声が聞こえてない。

異文化交流という意味で、孤独を知り、自然のモノたちと仲良くなっていく、そんな凋落しつつある地方にやってきた外国人たちが、日本に対して感じていること。また、母国に対して感じていることが断片的に描かれる。

メインは歌なのだが、これが本当にノリノリだった。パスカルズみたいな歌。完全なオリジナルではないんだろうけど、何故か体が動き出すような感じで、切なさも秘めた曲だった。

めっちゃ英語の発音綺麗な人いた。

ベトナムとミャンマーとか。

男性陣の声が歌から聞こえてこなかったけどそれはそれでいいんですかね。

まさかのエンドロールあり。音声での前代未聞のエンドロール。なんとも実験的。

技能実習生やなぁ。学生時代の留学生たちを思い出した。

これをドラマでやれば、ただのラジオドラマなのだが、ドキュメンタリーということ。実験的な試みながら、できた音はよかったこと。まぁでもそんなに面白いものでもなかったかな、ということでこの評価。

やっぱり劇場の音で聴くべき音楽なんだとは思う。

正直、考えれば考えるほど意図がつかめない。

映像のない映画。目を開けて観た。だんだんと声が聴き取れる様になり不思議と映像が浮かんでくる。遠くにいる家族への思いが伝わってくる。