北朝鮮からの脱出を図る人々とそれを支援する韓国人牧師についての米国製作のドキュメンタリー。
脱北といっても38度線をバンザイしながら越えて行くような容易いものではなく、常に生命の危険が伴うものとなる。そして国境を越えられたとしてもそこは北との同盟国であるため、身を守ってくれる安全な国までいくつもの国境を（当然不法に）越えて辿り着かなければならないのだがその道のりがあまりにも過酷で言葉が出ない。また脱北をする人たちの思いや北朝鮮の現状も隠し撮りの映像などで生々しく表現されている。
昨年末に38度線を宝くじが舞っていくコメディを観て散々笑わせてもらったが現実はやはり全く異なる笑えない世界であり、この映画もどうかフィクションであってくれと思わずにはいられなかった。
とにかく年始早々いきなりとんでもない作品が出た。全人類必見の傑作。もっと上映館を増やすべき
