映画『ビヨンド・ユートピア 脱北』
衝撃の連発！
監督は『シティ・オブ・ジョイ～世界を変える真実の声～』のマドレーヌ・ギャヴィン。
北朝鮮の家族の脱北の模様を追ったドキュメンタリー。総移動距離１万２千キロメートル。中国、ベトナム、ラオス、タイの国境を越え、５０人以上のブローカーが協力する決心の脱出劇。さらに、息子を北に残して脱北した女性、今は韓国で暮らす脱北女性が登場する。
家族を助けるのは、これまで１０００人以上の脱北者を手助けしてきたキム牧師。
次々入れ替わるブローカーは金目的。条件を変えては追加の金を要求し血も涙もない。
脱北家族のおばあちゃん、子供たちは、変な頭の気持ちの悪い独裁者を尊敬していて、洗脳の深さを知る。
北の現状を隠し撮りした映像にも驚く。各家のウンコは国に渡さなけらばならなくて、少ないと怒られる。
キム牧師の妻は脱北者。キム牧師が小太りなのが気に入ったという。北朝鮮には痩せてる人しかいなくて、太っているのは総書記だけだったから、ちゃんとした人だと思ったという。
北朝鮮を転覆させようと、CIAなんかも調べているんだろうけど、厳しく情報が制限され、洗脳されていては難しいんだろうな。
残念、アカデミーにはノミネートされず。
