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マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間のrebのレビュー・感想・評価

4.0
2022年2月、ロシアがウクライナに侵攻。
ウクライナ人のAP通信取材班が、マリウポリに20日間とどまって撮影を行った。
マリウポリの危機を察知し、現地入りしたわずか1時間後に侵攻が始まったという。
ロシアの攻撃が強まるにつれ、水道や電力、食料の供給は断たれ、多くの人々が市内に閉じ込められる。
そして住居や病院など、民間人への無差別攻撃が始まる。
爆撃を受けた病院から血だらけで運び出され、その後亡くなった臨月の妊婦の映像は日本のニュースでも流れた。
病院のスタッフは、カメラにむかって子どもの遺体を撮ってくれと叫ぶ。「プーチンの野郎にこれを見せてやれ!」と。
命懸けで撮影されたこれらの映像を、フェイクニュースだと断じたロシア政府には、激しい怒りを覚える。
この惨状が世界に発信されれば戦争は終わると願い、危険を冒して協力してくれた医師や警察官。
未だに戦争が終結していないことに絶望を感じる。
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