このレビューはネタバレを含みます
罪もない人々の命がただただ次々と奪われていく光景、その中には16歳の青年や4歳の子供などもいて悲しみは連鎖し続ける。戦争はなんて愚かしいんだろうか。
包囲が続くにつれて、マリウポリは物資が底をつき、情報が遮断され、連絡も取れなくなる。人々は混沌の中に身を置くことになり、本質が露見される。「戦争はX線だ」何を信じればいいのかすらわからなくなってしまう。協力し合えなくなってしまう。
伝えなければならないという使命とそれをフェイクというものたちに対する憤りを覚えた。と同時に自分は何かできないかを考える。