見たくないけれど見なければいけないと思い決心して映画館へ。
ニュースで見たことのある映像も多く、この記者がこんな状況で撮影していたのかと。
音や爆風も感じられるほどリアル。
だけど現地では比べ物にならないほど、もっと凄いのだろう。
地面に掘った細長い穴に遺体を埋めていく映像、既視感を感じたのはあれだ。
ここ数年沢山観てきたホロコーストのドキュメンタリー、あれと同じだ。
でも、綺麗なカラー映像よ?
これが今現在起きている事だなんて信じられない。
私たちは第二次世界大戦以降何を学んだの?
ホロコーストの映画を幾つも見てきて、何故他の国は止められなかったのかと不思議に思って来たけど、今私たちは同じことをしている。
怖い事、そして不利益なことは観たくない。関わりたくない。
おんなじだ。
作中の言葉が心に残った。
「戦争は人の内面を裸にする。良い人は良い事をし、悪い人は悪事を働く」(意訳)
人が居なくなった商店から今必要でもない物を盗む人。
私はやらない、と言い切れるか?自分。
隣の席の高校生くらいの男子たち、最初はポップコーンを食べながら見ていたけど、次第にじっと動かず集中して見ていた。
この映像を見ようとしたその気持ちは偉いと思う。