大抵、上映中の映画はレビューを読まずに鑑賞に行くのですが、この映画に限ってはフォロワーさん、フォロイーさんたちのレビューに後押しされて、いい意味で責任のように感じて観に行きました。
内容については、スクリーンで観るからこそ現地にいるような（実際と比較にならないのはわかっています)目を背けたくなるような、一方で、これがジャーナリズムだと思うようなビデオで、侵略後の20日間のパニックに心を持っていかれます。
歴史はたぶんに作為的で私たちは多くの真実を知らずに人生を終えていってしまう。それが幸せなのかもしれない。
しかし、これまでの日本にいるほどに幸せな（騙された）人生を送れるひとは歴史的にも世界的にも多くない。
ただほんとうに、アカデミー賞授賞式でミスティスラフ・チェルノフ監督がいうように、
「映画は記憶を形成し、記憶は歴史を形成する」。
直視することが難しいこともあるけれど、自分にできることならば映画を見続けようと思った。
追伸：スコア5.0はまた観たいという評価を指すものでなく、ウクライナの方々のこの惨劇を伝えてほしいという気持ちを受けて発信すべきと思ったからです。
