Arata

虎の尾を踏む男達のArataのネタバレレビュー・内容・結末

虎の尾を踏む男達(1945年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

能と歌舞伎と西洋音楽。

エノケン目的で鑑賞。
レコードでは沢山聴いているが、動くエノケンは僅かしか見ておらず、こちらの作品は初見。

最初、大河内傳次郎の弁慶は、やや背が低いように思えたが、人間の器の大きさが2メートル超級だった。

これを戦時中に撮影していたと言うのだから驚き。
フィルムが貴重だった為に短時間の作品との事だが、随所で笑えて、フルコーラスにも迫力があり、見応えは十分にある。

この映画のテーマは賢君忠臣ではなく、険しい道を争い以外の方法で切り抜ける事、立場に関係なく意見が言える事、なのだと考える。

ラストのエノケン六方がまた最高。
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