中村主水(藤田まこと)は同僚から"昼行灯"と揶揄される、うだつの上がらない同心だが、裏では"仕事人"として法で裁けぬ悪人を始末していた。江戸で仕事人たちの死体が相次いで発見される。三味線弾きのおりく(山田五十鈴)は、事件の裏に庄兵衛(石堂淑朗)一味が関わっていることを察知し、彼に対抗するべく仕事人の助っ人探しを始めた。庄兵衛は主水を仲間に加えようと、絵日傘のお葉(中井貴恵)を使いにやる。主水はお葉に日取りを伝え、単身、庄兵衛と会うため出かけて行くのだった。
TVシリーズの劇場版。裏稼業の仕事人たちの障子越しに行われるやり取りの数々がカッコよくて憧れていた。一度聴いたら中毒必至のテーマ曲に歌詞があるとは知らなかった。
"大事なひと"が殺されて仕事人に依頼するも断られてしまう少女があまりにも不憫。たとえ"大事なこと"が人間でなかったとしても。仕事人に人情はないのかと感じた。
