爆裂BOX

バイオハザード:デスアイランドの爆裂BOXのレビュー・感想・評価

3.8
バイオハザードのCGアニメ映画第4弾。今回は今までアニメ映画で主役はってたクリス・レオンだけでなくクレア、前作に引き続いてレベッカ、そしてジルも登場と歴代主人公オールスター揃い踏みの内容となっています。
感染経路不明のT-ウィルスによるゾンビ事件が多発し、クリス、ジルが所属する「BSAA」の調査により、被害者の共通点がアルカトラズ島にある事が分る。クリス一行は観光客と共に島に渡るも、ゾンビが発生。一方、機密情報を売り飛ばそうとしていたアントニオ・テイラーを拉致した武装集団を追っていたレオンも島に辿り着くというストーリーです。
もう今更いう事でもないですが、ほぼ実写といっていいCGアニメのクオリティの高さを痛感させられます。冒頭のレオンと前作「ヴェンデッタ」から引き続いての登場となる敵マリアとのハイウェイでのバイクチェイスシーンからして迫力十分でした。というか絶対あれ周りに被害いっぱい出てるよね(笑)その後のジルが単身事件現場に踏み込むシーンも「1」を彷彿させるホラー感ちょっとありましたね。
バイオファンならゲームの方では「RE」シリーズ以外では「5」の後のジルが登場するのはやっぱりうれしいですね。ウェスカーに捕まってウィルスや薬物で金髪ロングになってたビジュアルが「RE3」の姿になってるのは「RE」の新規ファン取り入れる為でしょうね。まああの露出度高めの服装はサービス精神でもあるんでしょうが(笑)クリスとの会話でクリスからピアーズの事語られたのは嬉しかったですね。というか未だにピアーズ死なせたの納得いかん。世代交代の抜群のタイミングだったし、世代交代でも良かったやん…
今回はジルとレオンのゲームでもなかった組み合わせがメインになってましたね。面識はあるようだけど…逆に「デジェネレーション」や「ヴェンデッタ」でレオンとコンビ組んでたクリスとクレアは過去作と比べると活躍控えめだったかな。ゲームファンなら多分皆思ってるクリス出動の度に隊員ドンドン死んでいく事敵に突っ込まれてるとこは笑った(笑)「ヴェンデッタ」に引き続いての出演のレベッカは後半戦闘にもちょっと参加するけど、流石に他の面子のような超人ではない分バトルの活躍はなかったけど、頭脳を使った戦い方で見せ場あったのは良かったです。
アルカトラズ島でのゾンビパニックとクリス・クレア、ジル其々の戦いのシーンはゾンビも身体能力高くて手すり飛び移ったりして襲い掛かって来て見応えありました。ジル銃落っことしてナイフ縛りでのバトルすることになるのもゲーム意識した感じ。しかしクリスが2,3人くらい助けてたのに結局メインキャラしか残ってないってことは観光客皆死んだのか。地下水路で現れる水性リッカーは思ったより暴れるシーン短めだったな。舌で探るシーンが妙にエロいのはスタッフ意識してやってるな(笑)
中盤は会話が多めになって、クリス・クレア捕まってレオンも動けなくなってちょっとダレ場がありましたね。ラスボスディラン長々語ったけど、結局は「全世界の人間も俺と同じような思いしろ!」ってくだらないものだったな。
島の周辺の海を泳いでいるメガロドンB.O.Wはもっと暴れるシーン見たかったですね。しかしレベッカと上陸したSWAT達お約束とはいえ上陸してすぐ全滅したのは流石に笑った(笑)
前作からの因縁の戦いであるレオンVSマリアは、レオンが体調が完全に回復してないのもあってマリアの猛攻に押され気味でちょっと緊張感あって良かったですね。強化手術受けてるとはいえマリア人間だったから決着はアッサリついたけど。
ラスボスはお約束の巨大ボスで、戦う場所が武器庫という事でその辺に落ちてる重火器撃ちまくってロケットランチャー撃ちまくっての派手な戦いでラスボスもしぶとくて正しくゲームバイオのラスボス戦という感じでした。プラズマライフルで決着つけると思いきや、決着の仕方はちょっと意外だったな。しかしあれだけぶん殴られて叩きつけられても平気ですぐ立ち上がって戦うクリス・ジル・レオンはやっぱり人間やめてるな(笑)クレアとレベッカは戦うシーン少なめなのが逆にまだ人間の範疇にとどまってると感じさせてくれます(笑)しかしポスター出た時から言われてましたが、オールスターで挑まれるラスボス可哀想すぎだったな(笑)ラスボスいじめでしょ。
歴代主人公オールスター出演という事で、やはりバイオファンとしては楽しい作品でした。