という内容で手前の名前を表題に冠する感覚ちゃあいったいどんなかと、思わず二の腕をさすってしまいましたけれども。
アフガニスタン側の彼の行程、辛く苦しいと想像に難くない道行きをじっくりしっかり丹念に描く事でそこに、その行動原理が浮かび上がってくるじゃないですか。
それは個人としての国だか組織だか信仰だかに対する疑義、或いはまた家人としてのただ安寧なる生活への願いだと思ったんすよね。
だからこれは反戦がテーマなのね、とそんな事を思いながら。
画面に映るスリルと緊張をエンタメとして消費しましたよ、と。
予告編の、特に演者による観客への呼び掛けの印象で下手なお涙頂戴展開を警戒させられましたけれどもそれやっぱ悪手なんじゃないすかね、と。