ガイ・リッチー監督でジェイク・ギレンホール主演なのに、正直そこまで話題になっていない…
今作はガイ・リッチーの小洒落た感じが全く出ていなく、無骨な戦争モノといったところ。
ただ最後のシーンなど、お涙頂戴的なエンタメ作品にしていないあたりが、ガイ・リッチー節とも言えるのかな。
ジェイク・ギレンホールは相変わらずいい演技をする。
移民局への電話のシーンなどは思いっきりらしさがでている。
イライラさせたら右に出るものはいないだろうな。
そしてそんな主役をもくってしまう存在感を出したのがアーメッド役のダール・サリム。
寡黙ながらも怪我人を背負って100キロ移動とか屈強すぎる。
それだけに途中で見せた涙に心が震えた。
粗末にしていい命など存在しない。
戦争の不毛さを訴えるためにも、誰もが見るべき作品だろう。