ガイリッチーの新たな代表作と評されるだけある!特に序盤の戦闘シーンのリアリティが半端なかった。その後の2人の逃避行パートも緊張感と悲壮感たっぷりだし、救出後のキンリー曹長が命を助けられたことが重責となるという苦悩描写も良かった。唯一ラストが読めちゃったのはちょっと惜しかったけど、総じてどっぷり没入できる佳作でした。ちなみに中盤のキンリーの回想シーンでいつものリッチー節がちょっと楽しめます笑。
タリバンに敵視されながらもビザのために米軍に協力した多くのアフガン人が、ビザをもらえず殺されたり行方不明になっているという事実を訴える点でも意義のある一作。