Apple TV+オリジナル。
タロン・エジャトンのファンでリリースを楽しみにしていた作品ということで、配信開始してすぐに鑑賞。
期待どおりめちゃくちゃ面白かった！
「テトリス」を販売する権利を巡る争いを描くストーリー。
リリース前からジャンルがスリラーにカテゴライズされているのを見て
「テトリスの話なのに？」
と思っていたら、確かに後半の展開は正真正銘スリラー。
開発者が当事はソ連だった頃のロシア人、特許も何も関係なく商品価値のあるものは政府のもの、ゆえに交渉相手はバリバリ共産主義時代のソ連政府… ということで、まるでスパイスリラーのような展開。
スパイ映画好きだからめちゃくちゃ面白かった！
巻き込まれているのが任天堂の社員という点も、日本人としては面白い。
スリラーであると同時に、ゲームを意識したんだろうな、なポップな表現が楽しく、軽いノリでも観られる。
好きな場面は、もともと自身がゲームのプログラミングをしていた主人公ヘンクが、テトリス開発者のアレクセイと一緒に
「こうやって改善しようよ！」
とゲームの案を出し合う場面。
2人の友情が育まれていく描写にはジーンとした。
そして友情描写、映画だからストーリーを盛ったのかと思っていたら、エンドロールの後日談を観る限りその部分も実話なのに驚き。
スパイスリラーは非情な展開が多い中、今作は楽しく観られる。
Apple TV+ 作品だけど、ぜひApple ユーザー以外の方にも観てほしい作品！
