テトリス
この事実を私はこれまで知らずに生きてきたよ。
テトリスを初めてプレーした日のことや、自分でオリジナルテトリスを作ってBASICマガジンに掲載された日のことを思い出すよ。
テトリスが突然消えて無くなったことも覚えているよ。
その舞台裏で展開されていた命懸けの攻防戦について、この映画を観て初めて知ったよ。
そして、当時の雑誌には、ソ連の20代の若者がテトリスを開発したという記事が幾度も掲載されていたが、ある日突然にテトリスのテの字も見なくなったその理由を、私は今さら知ったよ。
このようなことが起きていたのであれば、それも全て納得できるよ。
ソ連のエスカレートした共産主義思考、否、社会主義思考が、国民に受け入れられなくなったその時、ソ連は自動的に崩壊したように思うよ。
共産主義であれ、社会主義であれ、資本主義であれ、その寿命は概ね100年と言うことであろうな。
日本の資本主義も、明治政府開闢を開始時期と考えると、すでに150歳になる。
そろそろ寿命が尽きる頃であろう。
テトリスを巡る攻防戦は、行き過ぎた社会主義思想が今際の際に放った断末魔だったのかも知れないな。
余談だが、当時、世界中で幅を利かせていたアタリ社の名前を久しぶりに聞いて、なにやらノスタルジックな気分になったよ。
私が初めて購入したジョイスティックコントローラーはアタリ社製だった。
本当に懐かしい、
ともかく、とても勉強になる映画だったよ。
ありがとう。