三宅監督の映画は登場キャラがみんな優しい。そこが良い。
いつも以上に分かりやすい物語だなと思ったけど、「周りに理解されにくい症状」をかかえていることは、さりげなくではなく、むしろはっきり描くべきだと判断したからこそ分かりやすくなってるのかも。そして、それはあらゆる生きづらくてグレーゾーンな大人たちの縮図でもある。
やる気も体力もあるのに何をやっても上手くいかない藤沢、周囲にバリア張って職場に馴染めない山添。どちらにもがっつり感情移入してしまった。そんな2人でも誰かを救うことができる。過剰すぎないけどエモーショナルな展開に胸打たれた。
にしても栗田科学、いい職場だなあ。