ちーくん

夜明けのすべてのちーくんのレビュー・感想・評価

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
3.9
良い映画でした。瀬尾まいこさん原作の「天国はまだ遠く」が大好きなので本作も興味本位で観に行ったんですが、有意義な時間を過ごせましたね。内容に関してはPMSでもないパニック障害でもない自分が言えた口ではないですが、やはりどんな人間であれ生きているだけで表には出さない様々な事情を抱えていると思うので、出来る限り人にやさしくしようと思いますね。一人一人が目の前の人にやさしくすることを心がけることがきっと一番の平和に繋がると自分は思いますが、なかなかそうはいかないのが現状ですね。作中にも触れていましたが、病気になっていいことなんか確かに無いと思うけど、そこで生まれる助け合いだったり些細なことで笑い合ったりする幸せが生まれるのも一つの良さであったりするんじゃないかなと思います。あと、これを観る前から思ってたことだけどめっちゃプラネタリウム行きたくなった笑。個人的にプラネタリウムは世界で一番落ち着く空間ですね。映画全体としてよかったなと思うのは三宅監督の余計な演出を一才入れなかった点ですね。「ケイコ 目を澄ませて」もそうでしたが、邦画の悪いところの変な恋愛要素や透けて見えるお涙頂戴がないのは本当に素晴らしい。映画版の「そして、バトンは渡された」は本当に全てが過剰演出で観ていられなかったから本作はそれがなくて本当によかったです。とりあえず、目の前の人にやさしくしよう。
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