このレビューはネタバレを含みます
原作は読んでいません。
同じ会社で隣の席で働く藤沢と山添。
2人はそれぞれPMSとパニック障害を持っている。藤沢は時々感情が爆発してしまう時があり山添は電車に乗れない、外食もできない。
そんな2人にそれぞれの病気を知る機会が訪れて仲が深まっていく。
男と女の友情の話からの
"3回に1回くらいは藤沢さんの事を助けられると思うんですよ"という山添の言葉が印象的。
髪を切るシーンと互いの病気をネタにして会話するシーンが良かった。
あと、山添の元上司が山添の成長を見て
思わず涙してしまうシーンも。
藤沢と山添が2人で日々支え合っているのだけれど、その周りで働く仲間、働いていた仲間が静かに支えているのだと思う。
皆優しい。
エンドロールが歌詞のない曲だけなんだけど、それも良かったな。
人の痛みはその人にしかわからないけど
痛みを理解しようとする事で助けられる事もあるかもしれない。
温かい気持ちになれる映画です。