2024ベスト級の傑作だと思います。
3月に転職控えた2月中旬ごろに鑑賞したので、直近は仕事について考える事が多く、鑑賞から半月以上経ってもボディブローのように効いてきて、ふとした時にこの映画のことを考えてしまいます。
ケイコの時も感じましたが、フィルム撮影による背景・街の撮り方が上手さと、細かな人物描写のどちらも高いレベルで実現できていることで、豊かな表現の映画となっていると思います。
安易でドラマチックな解放に着地する事なく、確かに物語的な盛り上がり、ラストはありながらも、それぞれの未来を想起できる終わり方が良いバランス感だったと思います。
