冒頭から生理とPMSの話をがっつりしていて、邦画で生理についてこんな真正面から語ってくれる作品あったろうか？と思い感動した。
困難を抱えて生きることがままならない者同士の人生が交差し、お互いを少しずつ知っていく。
最初は変人、苦手だと思っていた相手のことを親切にしたい、助けたいと思うほどの年月。それは長い人生や宇宙の規模から見れば、取り留める必要のない些末な繋がりなのかもしれない。でもそこで起きた出来事や交わした言葉が御守りのようにずっと心に残り続けることもある。
離れ離れになっても。まるで何億光年先から、そこにいたことを教えてくれる星たちのように。
とても誠実につくられた優しい映画でした。こういう作品が腐るほどたくさん作られますように。
