このレビューはネタバレを含みます
夜は暗いが、星を見て他の世界があることを知ることができる
原作を読んだ後に見に行った
初めは、辻本課長と金田社長が同じ世界線にいたり、山添君が思ったより世界と繋がってて元気そうでどうかな〜なんて思ってた
(あと松村北斗の顔が綺麗すぎるな〜とか)
でも、松村北斗は感情の機微を表現するのが上手だし
彼らを取り巻く人間のバックグラウンドを考える機会がなかったから、こんな過去を経て、彼らの周りにいてくれてるのかな〜とか新しい視点ができた
上白石萌音が普段は温和で気遣いだかPMSでヒステリックに見えてしまう藤沢さんがうますぎることは言うまでもない
自分の嫌なことにばかり目を向けていると苦しくなる
暗いところに立って星のような光があるかも知れないとまずは思うことが大切
素敵なところって普段は気付かないところにあるから。
二人が別の道を歩むというエンディングもよかった
異性だろうが同性だろうが、役に立てることはある
線で一緒に進むのではなく、点で交わって交差して進んでもいい
大切なのは、自分を出して(弱いところまで)、お互いに考え合えるひと、支えてくれるひとを見つけること、大切にすること
藤沢さんにとっての山添君、山添君にとっての藤沢さん、二人にとっての金田のみんな、理解してくれることで自分の抱えているものがちょっとだけ軽くなるかも知れないと思うと、それだけでも楽になるのではないかな〜
全ての人間関係が現実的でありつつも、羨ましくなる関係
もちろん、別れた彼女も大切な関係だよ
点の関係でもまた繋がる