このレビューはネタバレを含みます
いくつかの作品を観て、すっかり鈴木清順監督作品が苦手になっています。
本作品は鈴木清順監督作品の代表的な作品。
映画が趣味というならば避けてはならない作品だと勝手に解釈して謹んで鑑賞する。
場面ごとの脈絡がないようで脈絡がある。
不思議な異空間を漂うようなカオスの世界。
死体からカニ、
目ん玉を舐める、
ブツブツの皮膚を舐める、
砂浜に埋められて殴り合う男と男、
それを見ている女は海の上で桶に乗り三味線、
そして不思議で不気味な子、豊子、
なんなんだ、
一体全体なんなんだ、
独特な表現の演出に対してどうすれば良いのかわからない。
監督は鑑賞している者に対して、そのように思わせたい。只、それだけじゃないのかと、
でも評価が高い芸術的な作品と認識する。