めくらやなぎと眠る女の特売小説のレビュー・感想・評価

かえるくんの初登場シーンこそ期待感で以て高揚を覚えましたし、その後のアンチカタルシスな展開にも心地好い裏切りを感じたんですけれども。

だったら結末はそうじゃねえだろうと思っちゃいましたよね、と。

それと妻に去られた男のエピソードに関しましてはその登場人物の誰とも、頼み事をしてくる同僚についてはただの書き割りですから省くとしてもその妹についてもとにかく誰とも、友達にはなれねえなと思いましたよ、と。