1984年、バスケ部門では低迷していたナイキが"エア ジョーダン"を誕生させるまでの話。
安定したクオリティの作品が並ぶベン・アフレック監督作の中でも最高傑作。
ベン・アフレック×マット・デイモンってことで、『グッド・ウィル・ハンティング』コンビなのがまず熱い。最近でも『最後の決闘裁判』で2人の共演が見られて嬉しかったけど、こんなに早くまた観られるなんて。同じ画面に写ってるだけでもう嬉しい。
マット・デイモンが太った中年役なのはビビったけど、仕事に熱い男という設定なのでやっぱり上手いし、ベン・アフレックのちょっと胡散臭いCEOもかなりハマってて笑った。
エアジョーダンについては「名前くらいはかろうじで知ってる」くらいの知識レベルでも、純粋に"負け犬達の逆転劇"ってだけで楽しめる。
同じマット・デイモン主演の『フォードvsフェラーリ』にも近い、仕事に情熱を持って取り組むお仕事映画だったから、見終わった後はバリバリ仕事したくなる。先週観た『生きる LIVING』も勤労意欲促進映画だったし、映画界が仕事をさせようとして来てる気がする。
あくまでナイキの映画ということで、マイケル・ジョーダンに関するエピソードは少なめだったから、Netflixのドキュメンタリーシリーズ『マイケル・ジョーダン:ラストダンス』の視聴を再開しなきゃ。