明日8/18から「ブギーマン」公開デスね。
てことで公開初日に意気揚々と観に行ったこちらのホラー映画を。
監督の前作「Zoom/見えない参加者」もコロナ禍のロックダウン中を上手く生かした作品だった。
本作もコロナ禍でマスク拒否おじさん以上に迷惑な女性YouTuberのアニー・ハーディが主人公。
タイトル通り、とにかく疾走感溢れるPOV形式の映画。
画面ブレすぎて何が何だかよく分からんシーンも多々あり。
とにかく突然ワケの分からん状況に叩き込まれ、ほぼ説明もないので映画の中に入り込んだかのような臨場感はスゴイ。
ただ、それを邪魔するのがアニーの性格の悪さ。
超迷惑系YouTuberで口が悪いだけならまだしも、ガチで性格悪すぎてイライラして現実に引き戻される。
めちゃくちゃ不憫なのがストレッチ。
アニーのせいで彼女には白い目で見られるわ、車パクられるわ、最悪の事態に巻き込まれるわ。
演じるアマール・チャーダ・パテルは生まれも育ちもイギリスだけど、ルーツはインドにあるみたいなので余計にアニーに怒りが沸いた。
でも面白いのはアニー・ハーディという役をアーニー本人が演じてて、劇中のセリフも全てアドリブなんだとか。
エンドロールのスタッフの名前から即興で下品なラップにするのも全てアドリブ。
この映画はホントにアニーあってのもの。
だからこのアニーのキャラを気に入るかどうかで映画の評価もだいぶ変わる気がする。
ちなみに初日だけ監督のインタビューをまとめた資料を頂けました。