柊

アナログの柊のレビュー・感想・評価

アナログ(2023年製作の映画)
3.5
可もなく不可もなく。この点数が私の可もなく不可もなくの基準です。意外に優しい。
男子3人の仲間意識は微笑ましいし、いい雰囲気を醸し出していて,そのシーンになるととても楽しいけれど、作られたリアルさ?とでも言うのかな。悪いわけではないけれど、どこかに誰かが演出してるんだろうなぁって感じてしまうのは…私の心がすさんでいるのか?
私大丈夫か?みんなこれで泣いてるんだけど…全然泣けないよ。

もちろんみゆきさんのこれまでを考えると心が弱っているんだろうけど、どう見ても波瑠さんがサイボーグに見えてしまった。元々透明感があるから感情を抑えた演技になると無機質になる。それが生きるときもあるけど,今回はどうなんだろう?本来は海外で活躍するくらいのアグレッシブなアーティスト設定。なのにあまりにも個性が無い。以前ドラマで演じていたバイオリン初心者の役の影響かどうにも演奏下手にしか見えない。立ち姿が良くなかったからせめてチェロとかにしておけば良かった?

もちろんこんないい話に感動できない私が悪いのだろうけれど、うっすいうっすいジュース飲んでるみたいだったなぁ。
でもニノも歳をとってきて年相応の役でいい味出してたと思う。お見舞いに持っていったどら焼き、あげる前に自分で食べるシーンとか長期入院のお見舞いあるあるだと思う。
でも朝から土鍋でご飯炊いてのオープニングはちょっと丁寧な暮らし風にしすぎかな。
並ぶと波瑠さんの顔の小ささが目立って、近くで見たらきっとすんごい綺麗なんだろうなぁなんても思った。

リリーフランキー、今回のマスターの方が良かったです。でもなんでこんなにおんなじ役ばっかり引き受けるかね。いつもコーヒー淹れてもらってきたと言うけど,広尾の喫茶店だよね,海はどう見ても湘南?大磯あたり?距離感が???だったです。
柊