想定よりかなり良かったと思います。
ただし想定がものすごく低かったもので…。
あまのじゃくな気質と、恋愛映画に全く触手が伸びないたちで、観る気ゼロでした。二宮くんも波瑠ちゃんも好きですが、それでもこの二人の恋愛物語に新鮮味を感じられず今回はスルーの予定でした。
だがしかし、原作ビートたけしかぁ。
観ないでウダウダ言ってるのもだし、さてナンボのもんか確認しに行くか！
重たい腰をあげて見に行ったところ…。
思っていたよりだいぶよかったです。
基本恋愛もので泣かそうとするやつは大嫌いなのですが、それでもグッとはきましたね。
バカにしすぎてました。すみません。
正直、ストーリーは珍しくはないのだけど何がいいかって、やはり主演の2人が上手かったのかな。
自然でした。素朴で癖がなくてまっすぐ素直に作られた作品という感じ。
悟の友人たちとの関係も、ありきたりなようで温かく、良いのだ。
焼き鳥屋のシーンが大好き。
数少ない私の好きな恋愛映画作品で「エターナル・サンシャイン」という作品があるのだが、この作品は観ると恋がしたくなる。笑ってしまうが、本作品にも少しその片鱗を感じた。
とても丁寧に大切に作られたことが伝わる良作だろうと思う。
…ただ、やはりこのキャスティングに感じた違和感(何度も言うが私は主演二人のことが好きである)の理由は分からず仕舞いだった。私のような一定数の人間は、そのまま見に行かないのだろうなと、感じてしまった。
もったいない限り。
