すごく不思議な映画でした。
全体に漂う空気感とカメラワークはヨーロッパの佇まい(偏見か)。
登場人物もメジャーな俳優が一人も居ない点で、実在する村の出来事を見ているような。
巧役の俳優さん、あれは演技なのか?と別の役を演じているのを見たいと思ったら、スタッフだったとのこと。
ただ不思議なことに、ずっと彼を見ていると実際あんな武骨な男が居るような気にさせられる。
とにかく私はカメラワークの美しさにハッとしっぱなしだった。
花の可愛さと危うさと、それぞれの人間の暮らし。
見ていてコンサルと社長の物語も始まるのではないかと期待したのだが。
他人と他人が歩み寄る話…でもないし、自然を賛歌するだけの作品でもなく。
明確な起承転結がなく、本当に不思議な映像体験でした。
今回ストーリーに触れず感想終了。