このレビューはネタバレを含みます
久しぶりの社会派サスペンスの期待に胸を膨らませて映画館へ。
汚れ仕事も厭わぬ大物政治家に堤真一。その孫娘が誘拐され、金銭ではなく社会への自らの罪の告白を要求される。
何しろこの手の政治家は現実にワンサカ居るので、堤真一の悪徳ぶりがいまひとつに見えてしまう。これは監督がこの手のサスペンスが得意ではないのではと首を傾げる。
誘拐された孫娘が見つかった時のおじいちゃん振りが、なんだかスイートに見えてしまう💦
原作は真保裕一。
最後の真犯人に辿り着くミステリーの解明は中々面白かった。
原作では尾野真千子扮する町工場の娘がもっとドロドロした動悸があった様だ。
その方が社会派サスペンスとして面白かったのでは……