染夫木智也

暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャーの染夫木智也のレビュー・感想・評価

2.0
3日間でファンになることは難しい

私は恥ずかしながら、人生で戦隊シリーズを見たことがない。
そんな自分がある企画によって本作ドンブラザースVSゼンカイジャーを見なければならなくなった。

まず、本作を見るための最低条件としてドンブラザーズと、ゼンカイジャーとはいったいなんぞ?ってことを知らなければならないと思ったので、東映特撮FCという特撮専門のサブスクに加入し、ドンブラザーズを一気見した。50話を三日間で見るという、もはや執念。

ドンブラザーズは「こんなの戦隊じゃない!!」と評価されていることもあるが、戦隊を見たことがない自分にとっては違和感がなく、登場シーンの神輿だったち、文句言いながら戦う仲間やヒーロー側が何回も闇落ちしたり、同じ人が何度も闇落ちしたりなど突っ込みどころが多くむしろおもしろかった。

そして、次にゼンカイジャーこちらも50話見ようと思ったが、残念ながら4話で世界観についていけず、戦隊好きの友人から最初の4話とラストの2話をみれば大体わかるとアドバイスを受けたので、すっ飛ばしてラストをみた、結局じゃんけんかーい。

前提条件が整ったので、ようやく本作を見に行った。
「やっっっっっっぱりただのファンムービーや」

60分の尺の中、ゼンカイジャー編、ドンブラザーズ変編、クロスオーバー編の3部構成となっている。
どちらも過去に登場してきた敵が現れるというネタ切れのような展開
※ドラマファンにはまた出てきたーってうれしいのかも?
クロスオーバーもおまけ程度。

そしてドラマシリーズを通して、一番気になっていた五色田介人の存在。
ドラマシリーズを見ている人はわかると思うけど、ゼンカイジャーの主役とドンブラザーズの喫茶店マスターが同じ人物、五色田介人という謎、これが本作で明らかになるかと期待するが、、、、、はっきりしない。

一言でいうとただのスペシャルドラマだった。
まあ、3日間でみたような、にわかに向けではなく完全にファンムービー。
本作は悪くない、にわかの状態で見に行った自分が悪い。