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安宅家(あたかけ)の人々のLEONkeiのレビュー・感想・評価

安宅家(あたかけ)の人々(1952年製作の映画)
3.5
謹厳実直な妻〝田中絹代〟に献身的に支えられ、純粋で鮮美透涼な義妹〝乙羽信子〟を慕う、頭の弱い夫を演じる〝船越英二〟は適役で素晴らしい天使。

ショパンの独奏ピアノ曲〈練習曲作品10第3番ホ長調〉、いわゆる「別れの曲」を弾くのは反則技でジーンとしてしまうじゃないか…。

裕福は必ずしも幸せとは限らない。
養豚場を経営し裕福なはずの安宅家の人々は虚しい、何処へ続くのか純朴な天使の足跡を追えば真実がわかるはず。



ひと昔前なら上弦の月の下で俳句をひとつ捻ったりもするが、寒空を眺め上弦の月明かりに照らされ帰宅する..★,
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