相当な覚悟を持って観ました。動物が殺されるシーンは本物だと聞いていたので早送りしてしまった。気持ちの悪いシーンに目が行きがちだけど、風刺のこもったストーリーは見応えがある。ただ本当に胸糞悪い。グロいシーンよりも撮影班が部族に対して犯した加害のが遥かに残酷で気分が悪くなる。平気でこんなことを繰り返していたのだとしたら奴ら人間じゃない。報復も生ぬるく感じるほど。安全圏でこれを金になるからといって世に放とうとしたマスコミ関係らしき女性の発言に対してもおぞましくて吐き気がした。悪夢のような内容と相反するゆったりした挿入歌がこの映画の異様さを引き立てている。こんなに気分の悪くなる映画は初めて観た。
