デートクラブの男娼と女性たちら、三カップルのある一夜の話。
性的なものはなくてどれもプラトニックテイスト。
というか、監督が好きだから観たのだが、
EXILEのHIROが企画プロデュースだそうで、どこまでどう絡んでるかはわからないものの、前半のあまりにキザったらしいウザすぎるカメラ回しと演出、男どもの色付けされたクソキャラぶりに本当に心底うんざりで、間違いなく同監督作で最低の映画だとげんなりしていたのだが、
中盤から、前半のウザい演出が鳴りを潜めて急激にエモくなり、作品としてめちゃくちゃに持ち直していく。
前半がクソだったからこそ、その落差から良さを余計に感じるみたいな。狙いだったならすごい。
音楽も良いし、シナリオもありがちといえばありがちなのだが、これが一夜の話だと思うとどのシナリオも良く感じてきて、切なくも前向きなストーリーに作品の評価は爆上がりした。
ラストシーンがまたダサくてウザくなるのが辛いが、総合的には良かった。
エグザイル風味が兎に角キモい、純粋にストーリー楽しませてくれたらもっと良い佳作だったとは思うので、ちょっと残念。